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ふたり暮らしの食費はいくら?無理なく節約する10の方法も解説

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「ふたり暮らしの食費はいくらが理想的?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

また現在、食費がかかりすぎているため、なんとか節約したいと考えている方もいるでしょう。

今回は、ふたり暮らしの食費の平均や理想的な金額、食費を節約する10の方法を解説しています。

女性

食費を抑えたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

※2022年12月時点の情報です

ふたり暮らしの理想的な食費とは?

ふたり暮らしをするにあたって、「生活費をもう少し抑えたいな」と考えていた場合、一番節約しやすいのが食費です。

男性

自分たちの今の食費が適切な金額なのかどうかわからない方もいるかと思います。

ふたり暮らしの理想的な食費を知るためには、まずは以下のポイントを頭に入れておきましょう。

ふたり暮らしの理想的な食費を知るためのポイント

それぞれについて詳しく解説していきます。

ふたり暮らしの食費の平均

まずは、ふたり暮らしでの食費の平均をチェックしてみましょう。

総務省統計局が2020年に行った家計調査をもとに、月あたりどの食材にどのくらい使ったのかを調べました。

【食費における項目別消費支出】
項目 月平均支出額
調理食品 11,041円
外食 10,811円
野菜・海藻 9,353円
肉類 8,256円
菓子類 7,128円
穀類 6,835円
魚介類 6,445円
飲料 4,982円
乳卵類 4,126円
油脂・調味料 3,979円
酒類 3,856円
果物 3,386円
合計80,198円
※2020年家計調査データ
男性

金額の高いものの1位と2位はすでに調理されているものです。

つまり外食や出前などの頻度を減らし、自炊を心がけることで月々の食費が節約できる可能性が高いです。

理想的な食費の割合は手取り額の15%程度

一般的に理想的な食費の割合は、世帯全体の手取り額の15%程度だといわれています。

15%と聞いてもピンとこない方も多いと思うので、それぞれの手取り額の15%とはどのくらいの金額なのかを具体的にまとめました。

【世帯全体の手取り額ごとの15%の金額】
月あたりの世帯全体の手取り額 理想的な食費
20万円 30,000円
25万円 37,500円
30万円 45,000円
35万円 52,500円
40万円 60,000円
45万円 67,500円
50万円 75,000円
※2020年家計調査データ
男性

理想的な食費は15%ですが、家賃または住宅ローンは毎月いくらかかるのかなど、食費以外の家計支出によって「どの項目が家計を圧迫しているか」が変わってきます。

一度、自分の家庭における家計バランスを確認し、食費をどの程度節約すべきかを認識することが大切です。

ふたり暮らしの食費を節約する10の方法

食費の節約は、生活を助けるために大切なことですが、続かなくては意味がありません。

無理なく継続できる節約方法を見つけることが重要です。

ここからは、食費における節約方法を10個ご紹介します。

このうちのどれかひとつだけでもかまいませんが、複数の節約方法を併用すればより効果的なので、自分にでも無理なく続けられそうだと思えるものをいくつか選んで実践してみましょう。

➀家計簿をつけて、かかっている食費を把握する

買い物に出かけた際、ただなんとなく買い物をしていると、月にどのくらい食費にお金を使ったのかがわからなくなってしまいます。

まずは家計簿をつけて、かかっている食費を把握することから始めましょう。

実際に数字を目で見てみると、意外な発見があります。

女性

家計簿は、従来のようなノート型のものでもいいですが、現在では便利な家計簿アプリがたくさんリリースされています。

男性

購入した際のレシートを、スマホのカメラで撮影するだけで内容を読み取ってくれる機能がついたアプリなど、便利で使いやすいものもあるよね。

無料で使えるアプリもあるので、活用してみましょう。

週ごとの予算などを細かく区切って買い物するようにすると、出費が把握しやすいですよ。

赤字の週が出たら、翌週は少しだけ我慢して赤字補填をするなど、月全体の帳尻を合わせながら買い物をすると使い過ぎを防止できます。

➁外食を減らして、なるべく自炊をする

外食と自炊とでは、1食あたりの金額に大きな差が出ます。

外食した分の支払い金額を使って食材を買えば、1食以上の料理が作れることでしょう。

女性

外食は、自炊のように手間がかからないからふたりでサクッと食べに行ってしまうよね。

外でおいしいものを食べることでストレス発散にもつながるので、たまに利用することは悪いことではありませんが、節約の面から考えると回数を減らして自炊することをおすすめします。

➂セールや特売日に、使い切れる範囲でまとめ買いをする

スーパーなどでは、定期的にセールや特売日を設けているところが数多くあります。

そういった日にまとめ買いすると食費の節約につながります。

ただし、買う量は「使い切れる範囲」でとどめておくことも大切です。

男性

せっかく買った食品を賞味期限切れなどで食品ロスにしてしまっては、元も子もありません。

まとめ買いした食品は小分けにして冷凍するなどして、長持ち、かつ使いやすいように保存しておきましょう。

➃コストパフォーマンスのよい食材を活用する

食材の中には、通常時でも安い価格で売られているものが多くあります。

豚肉の小間切れや鶏むね肉などは、肉類では価格の安い食材。

決しておいしくないわけではなく、調理次第でおいしくヘルシーな料理が作れます。

【コストパフォーマンスのよい食材の例】
食材名 費用目安
鶏むね肉 60円/100g
もやし 10円/1袋
豆腐 30円~100円/1丁
魚のあら 100円/1パック
豚小間切れ 130円~/100g

「おいしい=高級な食材」という考えを捨て、安くてもおいしく調理できる、いわゆるコストパフォーマンスのよい食材をどんどん活用していきましょう。

➄ポイントカードや割引のある食料品店を利用する

せっかく買い物するのであれば、ポイントカードや割引のあるお店を利用したほうが食費の節約につながります。

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食材を買うのは生活するうえでかならず必要なことなので、継続的に使うことによってポイントは着実に貯まっていきます。

ただし、ポイントを貯めることに必死になりすぎて、無駄な買い物までしないように注意が必要です。

➅クレジットカードやQRコード決済で支払う

買い物をするとき、現金で支払う方が多いと思いますが、クレジットカードやQRコード決済で支払うとその決済サービス独自のポイントがもらえるのでお得です。

また、レジでの作業がスムーズなうえに非接触なので、感染症予防にも効果的です。

男性

ただし、お金の動きが目に見える形ではないので、ついつい使いすぎてしまう可能性があります。

食費用のクレジットカードを用意したり、家計簿アプリと連携させたりして、お金の動きを把握・調整するとうまく節約につなげられるでしょう。

➆こだわりを緩和し、よりお得な食材・食品を選ぶ

「この食材はこれじゃなきゃ」といったこだわりの食材や商品がある方もいるでしょう。

女性

最近ではスーパーのプライベートブランドも進化し、安くておいしい食材がたくさん売られているよね

また、お徳用や業務用の食材は量がたくさん入っているので、安い値段でさまざまな料理に活用できます。

こだわりを緩和し、一度、こういったよりお得な食材・食品を選んでみてください。

「こんなにおいしかったんだ」など、新しい発見があるかもしれません。

また、スーパーの閉店時間に近づくと見切り品として値下げされる食品があります。

見切り品も利用するとさらに食費を抑えられるので、どんどん活用していきましょう。

➇ふるさと納税を行う

ふるさと納税とは、自分の住んでいる地域以外の「応援したい地域」に寄付することで所得税の還付や住民税の控除が受けられるものです。

寄付金額の2,000円を超える額が控除などの対象です。

しかもふるさと納税をすると、返礼品としてその地域の名産品などがもらえます。

その土地の名産品で食卓を彩れるので、食費が助かるだけでなく普段食べられないものも味わえます。

➈家庭菜園で野菜を育ててみる

自分で野菜を育てると食費の節約につながりますが、「家庭菜園なんて難しそう」だと二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。

本格的な畑を作るのは、土地や時間が必要になるので難しいかもしれませんが、プランターを使った家庭菜園であればベランダなどの小さなスペースでもできます。

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種や土がセットになった家庭菜園キットを使って手軽に始められるので、野菜作り初挑戦の方も安心して始められます。

自分で育てた野菜はおいしく感じるうえ、植物が成長していく様子を見守るうちに、家庭菜園が趣味になる方がいるかもしれませんね。

➉外出時はマイボトルを持参する

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ペットボトル飲料はコンビニや自動販売機で購入すると1本100円~200円です。

その場ではたいしたことのない金額に感じるかもしれませんが、それが毎日ともなると金額は大きくなります。

自分専用の水筒を用意して、自宅でお茶やコーヒーなど好きな飲み物を持参するだけでも節約につながります。

まずは、自分が気に入った水筒を使って、お気に入りの飲み物を持ち歩けば、マイボトル生活も楽しくなってくるでしょう。

ふたり暮らしの費用を節約するために、食費以外も見直そう!

生活費を節約するために、一番取り掛かりやすいのが「食費」であると前述しましたが、そのほかにも見直せる費用が存在します。

ふたり暮らしの費用節約のために見直せる費用

それぞれをどのように見直していけるのかを解説していきます。

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節約しやすい費用は、人それぞれ違います。

自分が無理なく節約できる方法を見つけてください。

光熱費

光熱費とは、主に電気・ガス・水道など生活するのに欠かせない「ライフライン」にかかる費用を指します。

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一度に大きく削ることはできませんが、日々の心がけひとつで着実に節約できるものです。

「電気はこまめに消す」「食器を洗うときや歯磨きをするときには水を出しっぱなしにしない」など、少し意識するだけでも光熱費は節約できます。

スマホ・インターネット回線代

スマホやインターネット回線といった通信費は、意外と家計に響いているもの。

ドコモ・au・ソフトバンクといった3大キャリアのスマホを利用しているのであれば、格安SIMに乗り換えるだけで毎月の利用料金が大幅に下がるでしょう。

またインターネット回線の場合、契約している回線よりも安い回線を探して乗り換えるなどして、費用を抑えられます。

女性

ただ、「スマホキャリアやインターネット回線を乗り換えるのは面倒だ」というイメージを持っている方は多いはずです。

わざわざ店舗まで足を運んで契約するのは、たしかに面倒に感じてしまうでしょう。

しかし、最近はオンラインで自宅から簡単に手続きできるうえ、乗り換えキャンペーンを行っているインターネット回線が多いです。

通信費を抑えるだけで毎月の支出が大きく減るので、一度見直してみてください。

娯楽・交際費

日常生活の中で、趣味を楽しんだり、友達と出かけたりすることは悪いことではありません。

ただ、毎月好きなように楽しむだけでは、「節約」という面から見ると見直したほうがいい項目だと言えます。

娯楽・交際費は毎月予算を明確に決めておき、その範囲で行うようにしましょう。

生命保険料

生命保険も定期的に見直したほうがいいもののひとつです。

一度入ると安心してしまい、その後なかなか見直しをしない人が多いかと思います。

しかし、年月が経てば状況などが変わるので、そのときに自分にとって一番条件がよく、本当に必要な保障内容は変わってきます。

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ふたり暮らしの食費に関するQ&A

ふたり暮らしの食費について、多くの人が「知りたい」と思っていることをQ&A方式でまとめました。

この記事では、ふたり暮らしの食費に関して詳しく解説しています。

男性

忙しくて全文を読む時間がない方は、この章を読むだけでもふたり暮らしの食費について有益な情報が手に入るでしょう。

ふたり暮らしの食費の平均は?

総務省統計局が2020年に行った家計調査によれば、ふたり暮らしの食費の平均は80,198円です。

その中でも「調理食品」と「外食費」が1位と2位となっていることから、食費を節約するには、自炊することが有効な方法だとわかりました。

ふたり暮らしの食費の平均について、より詳しく知りたい方は、前述しているふたり暮らしの理想的な食費とは?をチェックしてください。

ふたり暮らしの食費を節約する方法は?

ふたり暮らしの食費を節約するのに有効な方法として以下の10個紹介します。

ここで挙げた節約方法は、すべて実践しなければならないわけではありません。

最初はやる気に溢れていて「あれも」「これも」と考えてしまいがちですが、節約というものは続けていかなければ意味がありません。

この中から、自分にとって無理なく継続できそうなものを選んでやってみましょう。

ふたり暮らしの食費を節約する方法について、より詳しく知りたい方は、前述しているふたり暮らしの食費を節約する10の方法をチェックしてみてください。

手取り額に対する理想的な食費の割合は?

世帯全体の手取り額に対する理想的な食費の割合は15%程度です。

つまり、ふうふふたりの手取り額の合計が20万円であれば、理想的な食費は30,000円、40万円であれば60,000円です。

これ以上になると、食費が家計を圧迫し、ほかの部分で苦しい思いをすることでしょう。

家賃や住宅ローンなどを考慮して家計全体のバランスを見ながら、食費を調節していくことが大切です。

手取り額に対する理想的な食費の割合についてより詳しく知りたい方は、前述している理想的な食費の割合は手取り額の15%程度をチェックしてください。

まとめ

ふたり暮らしに限らず、家庭の食費というのはなかなか他人に言いづらいもの。

そのため、ほかの家庭と比較できず、現在の食費が適切な額なのかどうなのか判断がつかない人が多いでしょう。

ふたり暮らしの理想的な食費は、手取り額に対して15%程度です。

現時点で15%をオーバーしている家庭は、食費の節約を試みましょう。

スーパーのセール日を狙ってまとめ買いしたり、普段からコストパフォーマンスのよい食材を使って安くておいしいレシピに挑戦したりすると、食費は自然と抑えられます。

節約は息苦しく行うものではありません。

自分の無理のない程度に楽しく続けられる方法を見つけて、「将来に向けて貯蓄しておきたい」「マイホームを購入したい」などの目標に向かって継続させていきましょう。

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